耐震について
こんなことがあったら要注意
- 窓のまわりの外壁・基礎コンクリートにひびがある
- 強い風が吹くと家がきしむ音がしたり、揺れを感じる
- ドアや襖や引き戸の開け閉めがしにくい、また閉めたときに隙間ができる
- 地震情報より揺れが大きく感じる
- 基礎の高さが40cm以下である
- 床をパチンコ玉が転がる
- 押入れにカビを発見したことがある
- 階段の上り下りに揺れを感じる
- 屋根の瓦が重い
- 増改築を行った、または2階を増築した
- 完了検査を受けていない
耐震のメカニズム
筋かいの不備
昭和56年以前に建設された家に多く見られる。
小さな地震でも建物は大きく揺れ、倒壊する。
建物の偏心
重心と剛心が一致していない建物に、水平力が加わると、剛心を中心に回転しようとする力が働く。
家は捻れて弱い部分から倒壊。
柱抜け(縦揺れ)
激しい縦揺れにより家が突き上げられる。
柱と土台の結合部分に引張力が集中し、柱が土台から抜ける。
柱抜け(横揺れ)
激しい横揺れ。筋かいのテコの原理により、柱には引抜力が生じる。
結果、柱は土台から引き抜かれてします。
住宅の精密耐震診断
人の体の診断と同じで、まず現状をしっかり把握します。
補強が必要な場合、対処方法をじっくり計画します。
生協組合員価格165,000円(税込)
- 耐震構造のプロ(東京都木造住宅耐震診断登録事務所)が診断します。
- 一棟につき120㎡以上(延床面積)の場合は別途お見積りとなります。
構造耐震診断の流れ 4ステップで安心の診断
- 事前準備建物を建てたときの図面の確認を行います。
実際と異なる場合は、間取りの確認をしておきます。 - 現地調査専門の調査員がお伺いし、診断に必要な建物の各部の状況を調査します。
外部からの調査の他、床下、屋根裏から調査しますが、必要に応じて一部仕上げを撤去する場合があります。 - コンピュータ診断国土交通省監修の「木造住宅の耐震診断と補強方法」に基づいた専用ソフトで診断計算します。
- 報告書作成(補強案作成)精密診断の結果を報告書にします。補強が必要と判断される場合は、補強計画書の作成も行います。
耐震工事の施工例
神奈川県 I邸(木造2階建)
- 1階押入れの内側から筋交いと構造用合板での増設を行いました。
- GDアンカーにより、柱と基礎を結合しました。
外側から施工するので短期間で施工出来、部屋の片付けが不要です。シンプルな設計ですが、十分な強度が実証されている信頼性が高い補強材です。 - 外付けステンレスブレース (一間用)
外壁の上から取付けるタイプで、最小限の工事で取り付けが出来ます。
筋交いと構造用合板
GDアンカー標準タイプ
外付けステンレスブレース