介護リフォームの3つのポイント
介護リフォームは、ご家族の介護を自宅で行うために住宅環境を改善し、介護される方が少しでも自立し安心して家の中で生活できるように、また介助する方の負担を軽減するために行うリフォームです。
- 1事故の予防
- 2自立度のアップ
- 3介助者の負担軽減
介護リフォーム工事のポイント
1段差解消
家の中の段差、家の外の段差をなくすことで事故を防止。
2手すりの設置
階段、廊下、浴室、玄関、玄関アプローチなどに手すりを設置。
3出入り口のドアを引き戸に
車椅子でも使えます。間口を広く取りたい場合は、アコーディオンカーテンにすると軽く開閉できて便利です。
4すべらない素材の選択
廊下、階段、浴室、玄関アプローチなどはすべらないような素材を選ぶことが大切です。
5足元を明るく照らす
小さな段差でもつまずかないよう、階段、廊下、玄関アプローチなどでは足元を明るく照らすと安心に移動できます。
6ヒートショック対策
冬場にリビングから寒い廊下に出たときや脱衣所から浴室に入ったときなど、極端な温度差によって血管が収縮し、心筋梗塞や脳出血を起こすことがあります。温度差解消には建物の断熱性を高める適切な暖房設置、窓の断熱改修、床暖房施工などヒートショック対策も検討が必要です。
補助金制度について
要件を満たすことにより最大18万円の補助金を受けることができます。
お住まいの地域によっては別途自治体による補助金制度もございます。詳しくは自治体にお問い合わせください。
- 対象者
- 要支援・要介護認定を受けている方
- 対象工事
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- 手すりの取付け
- 段差の解消
- 滑り防止及び移動の円滑化等のための床、または通路面の材料を変更
- 引き戸等の扉の取替え
- 洋式便器等への便器の取替え
- その他、上記工事に伴って必要となる住宅改修
- 居住者の生活の自立化を支援するための制度なので、お住いの老朽化等が理由の場合はこの制度を利用できません。
公的介護保険が適用される改修例
⑥その他
その他1 ~ 5に付帯して必要となるリフォームです。下地の補強や便座の取替えにともなう給排水工事等。