塗替え時期はいつごろですか?
外壁の場合は新築後(または前回の塗り替え後)10~15年程度が一般的です。外壁面が紫外線や排気ガス等で手で触ると粉が付着したり色が褪せてきたり、クラック(ひび割れ)やはがれなどが生じてきたら塗り替えのサインです。 屋根の場合は新築後(または前回の塗り替え後)6~8年が一般的です。屋根は他の箇所に比べ、変色やはがれの劣化が早く、塗料がはがれて部分的に反り返ってきたら塗り替えのサインです。 このような現象を放っておくとさらに劣化が進み費用がかさむことになりかねません。
塗り替えに適した季節は?
塗装はオールシーズン可能ですが、真夏や真冬は気象条件により作業が制限される場合がありますのでやや工期が長めになることもあります。気温や湿度等が安定しているという面では春と秋が適しているといえます。
我が家の屋根材、壁材の種類がわからない
屋根材には粘土瓦、屋根用化粧スレート、金属屋根材、セメント瓦などがあります。外壁材はALC外壁、サイディング外壁、モルタル外壁等があります。新築時の図面があれば確認できることもあります。
サンプル帳の塗料の色と実際のイメージは?
サンプル帳の色見本は小さいので、実際の現場のような大面積となった場合に若干薄めに感じることが多いようです。
溶剤系塗料と水系塗料の違いは?
水系塗料とは水で希釈可能な塗料で、溶剤系塗料は溶剤(シンナー)で希釈可能な塗料です。溶剤系塗料は、塗料中に含まれる有機溶剤(トルエン、キシレン等)の影響で塗装時における周辺への臭気拡散や消防法上の取扱い制約等の問題があります。
水系塗料は塗装時における周辺への臭気も少なく、取扱い上の制約がありません。最近では一部の状況(屋根用の下塗り、鉄部のサビ止め等)を除きほとんど水系塗料を使用しています。欠点としては周辺環境(温度、湿度等)の影響を溶剤塗料よりも若干受けやすいことがあげられます。
上塗り塗料の性能とは
上塗り塗料には様々な樹脂系がありますが、そのおおまかな特徴は以下の通りです。
■アクリル樹脂塗料…安価で幅広く使用されていますが外部用としては長期耐久性に不安があります。
■ウレタン樹脂塗料…バランスのとれた性能でアクリルより耐久性が高い塗料です。
■シリコン樹脂塗料…耐候性、耐熱性に優れ、ウレタン樹脂塗料よりも更に高い耐久性があります。
■フッ素樹脂塗料…高耐久性が期待できる高級な塗料です。
遮熱塗料とは?
一般的に日射による熱エネルギーを吸収して建物は温度上昇します。そこで太陽光エネルギーを反射させることで、温度上昇を低減させようとしたのが遮熱塗料といわれるものです。
コープランド東京で推奨している遮熱塗料「プロツバルⅦ」は、高い熱制御効果・近赤外域反射効果・環境対応型高耐候性・高い防汚性が特徴で屋根や外壁に塗装することで太陽熱を反射、遮断して建物内部の温度上昇を防ぐ省エネルギー型の塗料です。
色によって遮熱効果に違いはありますか?
コープランド東京推奨の「プロツバルⅦ」の可視域(太陽光)分光反射率は特に人間が暑いと感じる0.38㎛~2.1㎛の波長域の平均値(白)は85.8%。また通常白のみの反射率がとりあげられていますが、「エコ・プロツバル」は着色(グレー)でも非常に効率良く反射します。同様の0.38㎛~2.1㎛の波長域の平均値は69.2%です。
劣化や汚れで遮熱効果は違いますか?
塗膜の膜厚が関係していることから、劣化が進み、膜厚が薄くなると効果が低下するので耐候性の優れた塗膜ほど、遮熱効果持続が長いといえます。 汚れについては理論的には若干ありますが、効果としてはほとんど低下はありません。
遮熱塗料を塗ると建物が結露しませんか?
結露の発生は冬季の早朝に見られることが多く、遮熱塗料が効果は持つのは、主に太陽光が壁面に当る日中の時間なので、「結露」の発生しやすい日の出前までの影響はありません。
塗替え工事の日数は?
天候状態、住宅規模、外壁の状態にもよりますが、一般的な住宅外壁塗装で7日前後、屋根塗装で5日前後です。
隣との間が狭くても足場は建てられる?
足場を設置するためには、50cm以上の空きが望ましいのですが、それ以下でも対応できる場合もありますのでご相談ください。
壁のカビや苔もきれいになる
現在、付着しているカビや苔は、高圧洗浄である程度は除去できます。塗替えの際の塗料は防藻・防カビ効果のあるものもあります。また、撥水性能があるので、雨の後の壁の乾燥が速く藻やカビが付きにくくなります。
塗替えをしているときに窓は開けられる?
工事中は窓部をビニールシートで養生するので、基本的に窓は開けられません。必要な場合は工事担当者に相談ください。玄関扉は開閉できる状態で養生します。
お風呂や給湯器・エアコン・換気扇などは使えますか?
工程上それらの周辺を塗装する際には、使用を制限させて頂く事になりますが、基本的には通常通りに使用して頂いて問題ありません。
塗装の工法で「吹付け」と「ローラー塗り」のメリット、デメリットは?
吹付けは大面積向けで、仕上がりや作業能率が良い反面、塗装飛散の恐れや専用機器(コンプレッサー)による騒音などがあります。一方ローラー塗りは吹付けに比べ作業能率は落ちますが、塗料飛散や騒音のリスクが少ないので一般住宅の塗替えでは最も適した工法です。
どんな職人さんが来るんですか?
コープランド東京指定の、実績と信頼の高い経験豊富な専門スタッフにより安心な施工・工事管理をいたします。
塗装工事中に塗料が飛び散ることは?
吹付けでは飛散の可能性がありますが、ローラー塗りの場合はあまり飛散することはありません。通常塗替え工事ではローラー塗りが基本です。
サッシ・玄関ドア・門扉等も塗替えできる?
鉄部(亜鉛メッキ含む)の塗装はできます。非鉄金属(ステンレス・アルミ)にも塗装はできますが、適合性を検討する必要があり一般的には塗替えはしません。
塗替えた場合はどれくらいもつ?
部位・下地・耐久のグレードにより異なりますが、一般的にはアクリルシリコン樹脂系の標準耐用年数は10~12年程度です。また屋根や鉄部・木部の耐用年数はさらに短くなります。周辺環境(海岸近くや寒冷地帯)によっても変わってきます。
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