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あ行

アクリル酸
刺激臭のある無色の液体で、アクリル樹脂などの高分子物質の原料として重要。
アクリル樹脂塗料
アクリル酸、又はメタクリル酸の誘導体重合物によって作られる樹脂の総称。
無色透明で、光沢がよく耐久性に優れているので塗料用樹脂として幅広く利用されている。
アクリル系塗料の耐久年数は5~7年程度。
アクリル塗料の耐久年数はあまりよくないので、高耐久を必要とする、屋根塗料としては今現在ほとんど使用されない。
屋根塗料はウレタンから上のグレードの塗料となる。
一般的な塗料グレードとしては、 アクリル系 < ウレタン系 < シリコン系 < フッ素系。
アクリルシリコン樹脂塗料
アルコキシシリル基含有アクリル共重合プレポリマーが有機すず、化学物系触媒の働きで空気中の水分と反応して、シロキサン結合で硬化する塗料。
シリコンによるシロキサン結合によって超耐候性の塗膜が得られ、外部用のメンテナンフリーの仕上げとして用いられる。
足場架け
住宅の塗替え作業において必要な足場を住宅の周りに架けること。
雨戸・戸袋
雨戸・戸袋は、窓、腰窓、掃出し窓などの外側に設けられる立てる建具。
風雨を防ぐほか、防犯・防火の役割を果たす。塗装すれば綺麗になりますが、実際は保護というよりは色付けの意味合いが高い。
特にシャッター雨戸は、塗装しても1回目の巻き込みで傷になる可能性があるので通常は塗装しない。
雨樋
屋根から流れる雨水を下まで導いて排水するための筒状の部材。
総称は雨樋ですが、屋根の破風についている雨樋を横樋、下に流れる縦の樋を縦樋と呼ぶ。
一般的に素材は塩化ビニール。
古くなると紫外線により変色、硬化、破損が生じる。
入母屋造り
屋根形状のひとつ。
上部は切妻造(長辺側から見て前後2方向に勾配をもつ)、下部は寄棟造(前後左右四方向へ勾配をもつ)となる構造をもつ屋根である。
ウレタン樹脂塗料
ウレタンとは、カルボニル を介して アミノ基 と アルコール 基が脱水縮合した化合物である。
塗料の主成分である合成樹脂がウレタン系の塗料で耐久年数は7~10年程度。
柔らかい性質を持っていて耐候性・耐水性等にも優れた万能系の塗料でもある。
柔らかく密着性が良いという性質上、下地によっては細部の塗料に適しているといったメリットもある。
代表反応硬化型の塗料でウレタン架橋結合により強い塗膜を形成する。
一般的な塗料グレードとしては、 アクリル系 < ウレタン系 < シリコン系 < フッ素系。
エポキシ樹脂塗料
樹脂分子の中に2個以上のエポキシ基を含んだ樹脂の総称。
耐水性、耐薬品性、付着性に優れている。
ポリアミンや無水フタル酸で架橋し硬化する。
塗料のほか接着剤、電気絶縁材料に使われる。
縁切り
戸建住宅などに一般的な窯業系屋根材のコロニアル(カラーベスト)は、重ね張りによる施工を行う都合上、屋根材の合わせ目より侵入する雨水を屋根材の重なり部分から排水する仕組みとなっている。
屋根に新たな塗装する場合、塗膜が雨水を排水する部分を覆ってしまい屋根材裏面に水分が吸い込まれることがあり、滞留して思わぬところを腐食させる原因となる。
これを避けるために、雨水の排水部分を設けるために屋根材の重なり目を覆った塗膜をカットして隙間をつくる。

か行

化学物質過敏症
非常に微量の薬物やある種の化学物質の摂取によって健康被害が引き起こされる。
可視光線
太陽光線の中で人間の目で見ることができる380~780mmの波長をもつ紫から赤までの光。
可塑剤
合成樹脂に柔軟性を与えるために加える液状または固体の物質。
カラーベスト
いわゆる平型化粧スレート屋根(スレート瓦)といわれるもので、薄いスレ-ト板を重ねて張ったもの。
製造メーカーによって『カラーベスト』や『コロニアルという商品名になっているだけで、基本的には同じもの。
瓦屋根(セメント瓦・モニエル瓦(洋風瓦)・和瓦)
セメント瓦は、セメントと砂を練り合わせて、プレス成型されたもの。
モニエル瓦は、ヨーロッパで開発されたコンクリート瓦。
和瓦とは、粘土をプレス成形して瓦形にしたもの。
△ : セメント瓦は塗装できます。
△ : モニエル瓦(洋風瓦)は特殊塗料にて塗装できます。
× : 和瓦(粘土瓦)は塗装できません。
○ : スレート屋根(コロニアルカラーベスト屋根)は塗装できます。
環境ホルモン物質
環境ホルモンは、「外因性内分泌攪乱物質」または「外因性内分泌攪乱化学物質」と呼ばれる。
環境ホルモンという呼び名は、あるひとつの物質の名前ではなく、生物のホルモンの働きを狂わせてしまう物質の総称。
環境ホルモンは、体内の正常な働きをするホルモンの働きを壊すことで、様々な異常を引き起こす。
環境ホルモンの原因となっているのは、化学物質である。
ガルバニウム鋼板
鉄をアルミと亜鉛でメッキした耐久性に優れた鋼板。
鉄板を基材としてアルミニウム、亜鉛、シリコンからなる合金メッキ鋼板を総じてガルバリウム鋼板という。
通常のトタン屋根より3倍以上の耐久性があるといわれている。
顔料
固形粉末で、水、油、アルコール等に溶解しない着色剤のこと。
壁面を隠ぺいすると共に色彩を付与する性質がある。
塗料、絵の具、ゴム、プラスチック等の色付けに用いられる。
キシレン
トルエンと並ぶ代表的な芳香族炭化水素系溶剤の一種。
キシロールとも呼び、塗料用希釈剤として最も広範囲に使用されている。
希釈剤
塗料、ワニス、ラッカー等の塗料を薄め、塗り易くするための溶剤のこと。
切妻
屋根形状のひとつ。屋根の最頂部の棟から地上に向かって二つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根である。
霧除け:庇
霧や雨が入り込まないよう、出入り口や窓などの上部に設ける小さな庇。
一般的に素材は鉄。コープランド東京の外壁塗装の基本工事内容に含まれている。
金属屋根
カラーベストと比べ軽量でありながら高い耐久性を持ち、幅広く様々な建物に対応できるデザイン性と成型性を兼ね備えた屋根材。
その他に断熱性・遮音性・遮熱性などの要素があるものもある。
クラック
塗膜に裂け目や割れ目が生じた状態で、ひび割れ、亀裂ともいう。
モルタル表面に生じる小さいひび割れをヘアークラックといったりもする。
発生する原因としては外部の力(地震など)により構造躯体が動いたために起こる場合やゆがみによる場合など、さまざまなことが考えられる。
特に小さなクラック(ヘアークラック)の場合、外見上目立たないのでそのまま放置すると、そこから雨水などが入り、内部を腐らせたり、基礎内部の鉄筋を錆びさせ、躯体の耐久性を著しく落とす危険性があるので早めの補修がお勧めである。
クリアー
顔料を含まない透明の塗料。
メタリック系塗装の最終仕上げや紫外線からの保護、艶出し用に使用する。
ケイ素
地球の表層を構成する成分のうち、酸素の次に多い元素がケイ素。
シリコンともいい、かつては珪素という表記もつかわれた。
自然界で単体では存在しないが化合物として岩石や土壌の主成分をなしており、耐食性、耐熱性、絶縁性に優れている。
化粧スレート
セメントに繊維材料などを混合して工場生産された材料。
メーカーごとに製法が違いますが、大きな特徴としては粘土瓦よりも軽いということが挙げられる。
下屋(げや)
主屋の一階部分の外壁に接して設けられた屋根。またはその下の空間。
ケレン
主に鉄部(トタン・屋根・鉄階段)などの汚れや塗装をする前に錆びを落す下地処理の一種。
塗装する場合、大切なのは劣化した旧塗膜の除去である。
旧塗膜の浮きや剥がれを除去せずに錆び止めや鉄部用塗料を塗布しても高耐久性や密着力は期待できない。
専用の用具(ヤスリ・たわし・ブラシなど)や電動工具を使用する。
コーキング・シーリング
建築物において、サッシや外壁目地などの防水性や気密性のために施工される隙間を目地材などで充填すること。
外壁などのひび割れた個所に充填するもので、モルタル面などの塗り替えの際には欠かせない。
充填材は、合成樹脂のものが多い。
高圧洗浄
塗り替え塗装の際、劣化塗膜の軽度のケレンや付着汚れを水や温水を電動ポンプで圧送しノズルから噴射する機械を使用して洗浄すること。
外壁塗装工事では高圧洗浄機でチョーキング粉、汚れ、藻、苔などを落とし乾燥させる。下地がデリケートな素材の場合には圧に注意を要す。
金属の錆びなどは落とせない。別途ケレンなどが必要。
高分子化合物
非常に多数の原子が共有結合してできる巨大分子のこと。
重合体(ポリマー)は巨大分子の一種であるが、一般に高分子と言われたときは重合体のことを指す。
合成樹脂
高分子化合物からなる物質の中で、成型品や薄膜にして使用することを目的して人為的に製造されたもの。
合成樹脂塗料
合成樹脂に溶剤または乾性油を加え加熱し、さらに溶剤を加えた塗料のことをいう。
合成樹脂塗料は、「アクリル樹脂」、「ウレタン樹脂」、「エポキシ樹脂」など、様々なものが用いられている。
コロニアル屋根
いわゆる平型化粧スレート屋根(スレート瓦)といわれるもの。
製造メーカーによってカラーベスト』や『コロニアルという商品名になっているだけで、基本的には同じもの。

さ行

サイディング壁
外壁に張る同一規格の板状の外装材の総称。
「サイディング・ボード」「パネル壁材」と呼ばれている工業製品である。
セメント(窯業)系、セラミック系、金属系サイディングなど多く種類がある。
軽量で施工が簡単なことから人気がある。
酸化チタン
二酸化チタンの通称。光触媒、曇り止め、防菌など広く利用される。
シーラー・プライマー
下地への吸い込みの防止、耐アルカリ性、下地と塗料を密着させるための言わば接着剤のような役割を果たす下塗り材の総称。
パテ効果とシーラー効果を合わせ持つフィラーと呼ばれるものもある。
下地調整
下地の乾燥、汚れ、付着物の除去、穴埋め、吸い込み止めやアルカリ止めなどのためにシーラーやセメントフィラーを塗るなど、施工に適するよう下地をあらかじめ整えることをいう。
塗装の場合は作業をする前には、下地調整や何らかの前処理を行う。
外壁・屋根塗装の前処理としては高圧洗浄で塗装面を洗浄するが、圧に注意を要したり、クラックには適切な補修、金属面にはケレンなど、塗装面・塗料・素地に即した前処理を行う。
下塗り
素材と塗料を食いつける為の下塗りや本塗装の発色を良くする為の作業のこと。
シーラー・プライマーフィラーなどの材として塗布する作業。
シックハウス症候群
室内環境に存在する何らかの要因によってめまい、吐き気、頭痛などの様々な身体異常が起こる症状のこと。
原因となる要因は微生物、アレルゲン、ホルムアルデヒド等の化学物質(化学物質過敏症)などが考えられる。
外壁の塗装工事においては塗料から揮発してくるシンナーを代表とする揮発性の有機成分が原因となる場合もあるが、これらの成分はすぐに揮発してしまうので大量に吸い続けることない。
外壁塗装工事は屋外の工事なので、そこまで問題がないと思われる。
シリコン
シリコン(正確にはシリコーン)は、ケイ素を含む高分子化合物
化学反応によって作られる完全人工物である。
他の有機性の物質より非常に安定している物質で、劣化することなく、吸着性に優れている。
シリコン樹脂塗料
シリコンとは、シロキサン結合による主骨格を持つ、人工高分子化合物の総称である。
耐久年数は10~15年程度。現在では最もコストパフォーマンスの良い主流塗料。
代表的塗料は、水性セラミックシリコン、クリーンマイルドシリコン、ファインシリコンセラ、水性シリコンセラUV、セラMシリコン、ナノコンポジットWなどがある。
一般的な塗料グレードとしては、 アクリル系 < ウレタン系 < シリコン系 < フッ素系。
シロキサン結合
ケイ素と酸素が結合し、Si-O-Siの化合物となる結合状態のことをいう。
シンナー
塗料を薄める際に使用する希釈液の総称。
樹脂
樹脂は塗料の骨格をなすもので、固形のものから、水状のものまでさまざまな粘性のものがある。
原料としては天然産の植物油、大豆油、あまに油、桐油、米ぬか油、松やに、うるし、魚油、セラミックなどを加工した天然の樹脂と、石油を原料とする化学薬品から合成された合成樹脂がある。
樹脂の持つ特徴を生かし樹脂の組み合わせで塗料用の樹脂が作られる。
・アクリル樹脂・・・耐候性耐汚染性、硬度、透明性に優れるが、高温硬化性が悪い。
・エポキシ樹脂・・・付着性、耐薬品性に優れ、高温硬化性、耐候性が悪い。
・シリコン樹脂・・・耐熱性耐候性に優れ、作業性、耐油性が悪い。
・フッ素樹脂・・・超耐候性耐熱性耐薬品性に優れ、高温硬化性が悪い。高価である。
自然塗料
天然植物油・天然蜂蜜ワックスなどをベースに製造された自然からできた塗料でシックハウス症候群の方や環境にもやさしい木材用塗料。
シックハウス症候群」「化学物質過敏症」の現況としてホルムアルデヒドがよくあげられているが、これら症状の原因はホルムアルデヒドだけにあるわけではなく、塗料から揮発してくるトルエンキシレンを代表とする揮発性の有機成分そのものも原因となっている場合もある。
しかしこれらの成分はすぐに揮発してしまい大量に吸い続けることはないので、外壁塗装の場合においては、よっぽどの過敏症でない限りは、一般的に通常塗料を使用する。
遮熱塗料
太陽光による熱を反射する機能を有する塗料。
遮熱顔料やセラミック中空微粒子を配合した樹脂塗料等がある。環境対応型塗料ともいえる。
夏期の太陽熱を反射させ、温度の上昇を防ぎ、室内環境の向上、冷房費の節約に役立ちます。コープランド東京では「エコ・プロツバル」を推薦してる。
親水性塗料
塗膜表面に付着した汚れを、雨水とともになじませて流し落とすセルフクリーニング機能をもつ塗料。汚れにくい外観を得る事ができる。
水系塗料
塗料を希釈する際にシンナーを使わずに、水で薄める塗料をいう。
溶剤塗料に比べ、大気中へ放出される揮発分が少ないため、大気汚染への影響が低減し、またにおいも少ない。
スレート屋根・コロニアル屋根
一般名称は、スレート屋根といわれる。
製造メーカーによって「カラーベスト」「コロニアル」などという商品名で呼ばれることもある。
瓦屋根とは違い必ず塗装が必要。
スレート屋根を簡単に説明すると、セメントを板状にしたものに、工場で塗装を施したもの。
スレート屋根は、築10~17年程度で塗装が必要になる。
屋根は特に塗装による保護が必要で、条件が悪いため最も劣化が早い箇所なので、壁を塗装するときに屋根も一緒に塗装して無駄な足し場掛けの費用をかけないようにするのが望ましい。
セメント瓦
セメントと川砂を重量比1:2~1:3で固練りに混ぜたモルタルを型に入れて成形したもので、形状により和形、洋形、平形、S形等の種類がある。
カラーベスト同様に、それ本体には防水性能がほとんどない。また塗料で着色するので、どんな色にもすることが出来、家の形や壁の色に合わせて変えることが出来る。
衝撃に強いが、経年によってセメントの劣化が進み、瓦が 『スカスカ』になり、色落ちし、表面が劣化してくる。
セラミック
セラミックとは、陶工の粘土を意味し陶磁器をさし、粘土などのしなやかで形をつくりやすい素材を高温で焼成し硬化させたもの。
セラミックシリコン樹脂
シリコン系樹脂セラミック成分を複合化した樹脂
シロキサン結合による強靭な架橋塗膜を形成し、優れた耐久性と低汚染機能により、長期に亘って壁面を美しく維持することができる。
セラミック配合塗料
各グレードの塗料にセラミック成分を複合化した塗料
結合による強靱な架橋塗膜を形成し、優れた耐久性と低汚染機能により、長期に亘って壁面を美しく維持することができる。
セラミックバルーン
宇宙ロケットが大気圏突入の際に必要な遮熱・断熱効果を発揮する製品として開発されたビーズ状で、粒子内部が中空になっている微小中空セラミック原材。
素地
塗装対象の材質が露出している面。

た行

耐候性
長期間にわたる気象条件(風・雨・光など)に対する抵抗性能。
退色
塗装後経時的に発生する劣化現象のひとつ。色があせること。
主として彩度が小さくなり、またはさらに明度が大きくなる。塗膜の耐候性不良等による。
耐薬品性
薬品に対して優れた耐久性を有する。
耐熱性
高温で長期間使用して塗膜が劣化しない。
耐汚染性
菌・有害物質などに汚されないこと。
タスペーサー
屋根の重なり部分の水分を排出させるために隙間を確保するための部材。屋根の重なり部分が塗料でふさがってしまうと水分の排出が悪く、屋根の下地を腐らせ雨漏りの原因になったり、その他、毛細管現象で屋根材裏面に水分が吸い込まれることもある。
従来は塗装完了後、皮すき、カッター等で縁切りをしていましたが、塗膜が剥がれたり、屋根材を破損させてしまうなど問題があった。
垂木(たるき)
屋根板を支えるために棟から軒先に斜めに掛け渡す長い木材のこと。松や杉が多用される。
単層弾性塗料
上塗り(2回塗り)のみで厚みを付けることができる塗料で、複層仕上の中塗りと上塗りの機能を兼ね備えている。
柔軟性のある塗膜を形成し細かいひび割れにも追従する。マスチックローラーにより、凹凸のある表面に仕上がる。
弾性
物体の変形が、元の状態に戻る性質のことをいう。弾性塗料とは下地の変形に追随して塗料膜がゴム状に伸び縮みする塗料。
チョーキング現象
外壁のペンキが剥げて、さわると手に白い粉のようなものが付く現象。
しばしばサイディング壁の塗り替えの目安とされているが、チョーキングが起こらない場合もある。長い間、雨、太陽熱にさらされて劣化したことにより塗膜が粉状になり防水性悪化の原因となる。
建物自体に影響しないうちに早めの外壁塗装が必要である。
妻とは、端を意味する。日本建築では建物の長手方向を建物の正面とする場合が多く、建物の短手方向が妻と呼ばれた。
低汚染性
塗膜を親水性塗膜とし、汚染物質の塗膜への浸透を抑制するとともに、表面に付着した汚染物質を雨水で洗い流すセルフクリーニング機能が働く。
鉄筋かぶり
鉄筋コンクリート中の、鉄筋の外側の表面からコンクリートの表面までの寸法。火災やコンクリートの風化による影響が、鉄筋に及ばないように保護する。
透湿性
水蒸気の透過性のあること。
トルエン
芳香族炭化水素系溶剤の一種。トルオールとも呼ぶ。塗料用の希釈剤としてキシレンとともに多く使用されている。キシレンよりも蒸発速度は速い。

な行

中塗り
下塗りと上塗りの中間に塗る層。上塗りの補強の役割を果たす。中塗り:本塗装1回目
二液型塗料
>主剤(ベース)と硬化剤、A液とB液などと二液に分かれ、使用する前に混合して使う塗料。
粘土瓦(和瓦)
粘土を主原料として焼成して製造される瓦のこと。陶器瓦と呼ばれることもある。
屋根材としては日本で一番多く使用されている。特徴としては住宅用化粧スレートより、重く厚みがあるので重厚感はあるが、その分価格は割高になる。
軒天
屋根の軒先部分(外壁から出ている部分)の天井部分のことで、下から見ると天井に当たるので軒天という。
通常は白系の色で塗装する。コープランド東京の外壁塗装の基本工事内容に含まれいる。

は行

破風(はふ)
切妻入母屋造りの住宅で、側にできる三角形の外壁部分をいう。
切妻屋根の側に付けられる、山形の隠し板を破風板という。コープランド東京の外壁塗装の基本工事内容に含まれている。
鼻かくし
軒先で、たる木の端をかくすために取り付けられた横板。
パテ
下地に凹部がある場合に隙間の充填材や補修に用いる。
微生物汚染
簡単にいうとカビ・藻などによる外壁の汚れのこと。カビ・藻(汚れ)がある状態というのは壁が水を吸う状態である。
水を吸う状態になると、微生物の繁殖が起こり、チョーキング現象やクラックなども発生しやすくなる。
さらに防水効果が低下し雨水や湿気が入りやすくなりカビ・藻(微生物)が発生するという悪循環になり外壁腐食の原因となる。
微生物汚染とは、塗膜の保護機能がなくなっている状態を表わす。
光触媒塗料
光触媒酸化チタン)で出来ている塗料で、主に外壁・タイル・ガラスのコーティングする塗料。耐久年数は12~15年程度(シリコンと同程度)。
一般塗料とは別の特殊塗料となる。(一般塗料とはアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系のこと。)太陽光をうけることにより表面に活性酸素が発生し、排気ガスなどの油汚れを分解して、付着力を弱める。
また、活性酸素と抗カビ・防藻成分がカビや藻の繁殖力と付着力も弱める。超親水性であるため空気中の水分を利用して塗膜表面に親水基(いわゆる水膜)をつくることで、汚れを浮かせ、雨が降ることにより汚れを流し壁を美しく保つことができる。
フッ素系塗料と同程度の価格。一般塗料と塗りあがりは同じだが、時間がたてば効果がわかる。
フィラー
パテ効果とシーラー効果を合わせ持つ下塗り材。
下地調整の際にクラック割れが発生している場合など平滑な塗膜をつくるのに適している。フィラーは、サーフェーサーなどとも呼ばれる。
フッ素
フッ素は黄緑色の気体で、空気よりもわずかに重い。有毒で腐食性があり、不快な刺激臭をもつ。非金属元素の中ではもっとも化学反応性が強く、ほとんどの元素と直接反応する。
ほとんどすべての化合物はフッ素によって分解し、新たにフッ素化合物を生成する。熱や化学作用に対して耐久性があり、摩擦抵抗が低いためすべりやすく、粘着しない。
そうした特性を利用したテフロン加工のフライパン、アイロンなど家庭用品のほか電気絶縁テープや建材などが普及している。
フッ素系樹脂塗料
塗料の主成分である合成樹脂がフッ素系の塗料のことで、耐久年数は15~20年程度。現在では最も耐久年数が高い塗料だが価格が高い。
一般的な塗料グレードとしては、 アクリル系 < ウレタン系 < シリコン系 < フッ素系。
ホルムアルデヒド
揮発性の高い有機化合物の一つ。無色で強い刺激臭のある物質。建材や壁紙等の接着剤などに含まれる。
目がチカチカしたり頭痛・めまいといった症状のほか、高濃度での呼吸困難等を起こしたり、慢性の症状ではアレルギー症状に影響があるなど健康への被害が問題となっている。
本塗装(上塗り)
最終的な塗装のこと。塗装の量や回数などは、多い方が良いとは言えない。現在の塗料のメーカー仕様は、外壁面、屋根面ともに計3回塗りが一般的。
(内訳 : 下塗り → 中塗り:本塗装1回目 → 上塗り:本塗装2回目)

ま行

マスチックローラー
建築の内外壁の粗面仕上げに使用するのに適した多孔質スポンジローラー。
目地
れんがやタイル、ブロック、外壁パネルなどのつなぎ目。
メタクリル酸
刺激臭のある無色の腐食性の液体で、温水に溶け、ほとんどの有機溶媒とは任意の割合で混じる。
メタクリル酸は加熱するか強酸の触媒があると重合し、セラミックのようなプラスチックになる。アクリル樹脂の原料となったり、様々な用途で使われる。
メタリック塗料
塗料の顔料にアルミ粉を使用して、金属光沢のある塗膜に仕上げる塗装方法。アルミ粉の粒度や、光の反射の違いなどで、いろいろな種類の仕上げがある。
水切り
基礎と壁の境目や壁と屋根の境目などに水が浸入しないように金属の板を入れ、浸入してきた水を外部に導く。
主流は鉄板で、銅板やステンレス板も使われている。コープランド東京の外壁塗装の基本工事内容に含まれています。
モルタル壁
モルタルは砂とセメントを水で練ったもので、コンクリートとの違いは砂利や砕石が入っていないこと。
ほぼすべてのモルタル壁はその上から模様がつけられ、品質を維持するため各種模様の上から仕上げ材、塗料を使用する。

や行

屋根重ね張り工法
スレート・コロニアル屋根などが老朽化して雨漏りしている場合などに重ねて張ることができる。アスベストなどの関係上剥がすより重ねた(閉じ込めた)ほうが安価で安全である。
素材がとても軽く、耐久性も兼ね備えているので屋根雨漏りしているときはとても有効なリフォームである。
溶剤
塗料の粘度を下げたり、希釈用に用いられる揮発性の液体。
トルエンキシレンをはじめ、多くの種類がある。特有の臭気があり、多くのものは引火性がある。
溶剤塗料
塗料を希釈する際に溶剤で薄める塗料をいう。
その際使用する液体(一般的にはシンナー)を溶剤といい、溶剤は各塗料に応じた多くの種類がある。溶剤塗料には「強溶剤系塗料」と「弱溶剤系塗料」がある。
「強溶剤系塗料」は「ラッカーシンナー」「ウレタンシンナー」「エポキシシンナー」など揮発性や臭気が強い溶剤で希釈する塗料で、「弱溶剤系塗料」は灯油に近い「塗料用シンナーA」で希釈する塗料である。
養生
塗装しない場所にキズや汚れがつかないようシートで覆ったり、ビニールやテープなどを貼り付けること。後で塗装する部分なども覆う場合がある。別名マスキングとも言う。
マスキング専用のテープもある。ビニール養生とシート養生の違いは、養生という意味では共に変わらないが、一般的に窓周りに行う養生をビニール養生といい、足場の周りにかけるシートをシート養生という。

ら行

ラッカー
主にラッカー系塗料(溶剤が揮発することによって塗装膜ができる塗料)用の希釈剤をいう。
金属の脱脂洗浄、ハケ、塗装器具の洗浄等にも使用する。シンナーの中では乾燥が速い。

わ行

ワニス
天然または合成の樹脂を溶媒に溶かした透明で硬い上塗り剤。木材などの材料の表面を保護するために用いられる。

その他

ALC
ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)オートクレーブ(高温高圧蒸気)で作った軽量気泡コンクリートと呼ばれる特殊コンクリートの一種。その優れた特性により、ビルから戸建住宅まで多くの建物がある。
特性として軽量で断熱性、耐火性に優れ、内外壁、屋根、床などに使用されるが、一般的にALCは水に弱いといわれているので定期的な塗装が必要。
FPR防水
液状のポリエステル樹脂に硬化剤を加え、ガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体化した塗膜防水のこと。耐久性・防水性を高めた素材で、屋上・ベランダ・浴室等の防水仕上げとして使われている。
RC
RC(Reinforced-Concrete)鉄筋コンクリート造りのこと。
UV硬化型塗料
紫外線を照射することで、固まる塗料。秒単位の速さで硬化する超速乾の塗料。
VOC(揮発性有機化合物)
室内汚染物質のひとつ。施工用接着剤やペンキ、油性ニスなどに含まれ、空中に放散しやすい物質の総称。
特有のにおいがあり、過剰に吸い込むと頭痛や吐き気、疲労感を感じたり、化学物質過敏症を起こすこともある。

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